ロリポップ「ライトプラン」データベースのバージョンアップ手順MySQL5.1→5.6

ロリポップ ライトプランのMySQL5.1→5.6バージョンアップの手順
目次

サイトヘルスステータス「1件の致命的な問題」

WordPressを使ってサイトをリニューアルした後に気づきました。
利用中のデータベースが2013年12月にサポート終了となった「MySQL5.1」だったことを・・・。

WordPressの管理画面を開いたときに、下記の表示が出ていたのに。

サイトヘルスステータス | サイトに重大な問題があります。パフォーマンスやセキュリティを改善するため、できるだけ早く対処する必要があります。

内容を確認してみると、致命的な問題が1件ありました。

メッセージ

非常に古いデータベースサーバー

SQLサーバーは、WordPressがサイトのコンテンツや設定を保存する際に使用するデータベースとして必要なソフトウェアです。

最適なパフォーマンスとセキュリティのためMySQLバージョン5.6以上を推奨します。ホスティング会社に相談して修正してください。

WordPressではMySQLバージョン5.5以上が必要です。ホスティング会社に連絡して修正してください。

今回は、ロリポップ ライトプランのMySQLを5.1から5.6へバージョンアップした時の手順をまとめます。

  1. 既存のデーターベースをエクスポートする
  2. 既存のデーターベースを削除する
  3. 新しいデータベースを作成する
  4. データベースをインポートする
  5. wp-config.phpを書き換える

ロリポップのライトプランはデータベース1個だけ

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1年契約の場合は月額330円で利用できるので、その安さに惹かれる方も多いと思います。
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さて、このライトプラン・・・データベースが1個しか使えないのです。
そのため、MySQLのバージョンアップをするには、今使っているデータベースを削除する必要があります。

失敗したら、リニューアルしたばかりのホームページが消えてしまします。
なんてことだ・・・。

①既存のデータベースをエクスポートする

  1. ロリポップの管理画面にログインする。
  2. メニューの「サーバーの管理・設定」→「データベース」をクリックする(「データベース」のページにあるユーザ名・パスワード・サーバーは、ログイン時に必要)。
  3. 「phpMyAdminを開く」ボタンをクリックすると、phpMyAdminのログイン画面が表示される。
  4. ログイン情報を入力して、「実行」ボタンをクリックする。
  5. 画面上部に横並びのメニューがあるので、そこから「エクスポート」を選択する。
  6. 「エクスポート方法」は「詳細 – 可能なオプションをすべて表示」を選択する。
  7. 「生成オプション」は「CREATE DATABASE / USE コマンドを追加する」と「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT コマンドを追加する」にチェックを入れる。
    データベースのエクスポート
  8. 「実行」ボタンをクリックする。
  9. ファイルのダウンロードが始まる。
  10. 拡張子が.sqlのファイルをダウンロードできたか確認する(ファイル名「mysql●●●.sql」)。

②既存のデータベースを削除する

  1. ロリポップの管理画面に戻る。
  2. メニューの「サーバーの管理・設定」→「データベース」をクリックする。
  3. 「データベース削除」ボタンをクリックする。
  4. 「データベースを削除してもよろしいですか?」とポップアップで表示されるので、「OK」をクリック。
    データベースを削除してもよろしいですか?
  5. 「データベースを削除致しました」とポップアップで表示されるので、「OK」をクリック。
    データベースを削除致しました
  6. データベースが消えました。
    ロリポップ:データベース削除後

③新しいデータベースを作成する

  1. 「データベース作成」ボタンをクリックする。
    • 作成するサーバー・・・「MySQL5.6」であれば、どれを選択しても構いません。
    • データベース名・・・2文字以上12文字以下の半角英数小文字を入力します(私は削除したデータベース名と同じにしました。違う名前にしても構いません)。
    • 接続パスワード・・・4文字以上16文字以下の半角英数大文字または小文字を入力します(私は削除したデータベースのパスワードと同じにしました)。
    「作成」ボタンをクリックする。
  2. 「データベースを作成しました。パスワードは忘れないようにメモされる事をおすすめいたします。」とポップアップで表示されるので「OK」をクリックする。
    データベースを作成しました。パスワードは忘れないようにメモされる事をおすすめいたします。
  3. データベースバージョンが「5.6」になった新しいデータベースができました。

④データベースをインポートする

  1. 「phpMyAdminを開く」ボタンをクリックすると、phpMyAdminのログイン画面が表示される。
  2. ログイン情報を入力して、「実行」ボタンをクリックする(ログイン情報は「データベース」ページで確認できます)。
  3. 画面上部に横並びのメニューがあるので、そこから「インポート」を選択する。
  4. 「ファイルを選択」ボタンをクリックして、エクスポートしたときのSQLファイルを選択した後に「実行」ボタンをクリックする。
    MySQLインポート
  5. しばらく待つと、「インポートは正常に終了しました」と表示される。
    MySQL:インポートは正常に終了しました

④wp-config.phpを書き換える

  1. ロリポップの管理画面に戻る。
  2. 「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」をクリックして、サーバーにアクセスする。
  3. wp-admiとwp-contentとwp-includesフォルダと同じ階層にあるファイル「wp-config.php」をクリックする。
  4. 画面下の方へスクロールすると「ダウンロード」ボタンがあるのでクリックする。
  5. 「ダウンロードして宜しいですか?」とポップアップ表示されるので「OK」をクリックすると、自分のパソコンにファイルがダウンロードされる。
  6. ダウンロードしたwp-config.phpをテキストエディタで開く。Windowsのメモ帳で開かないように注意すること(私は無料のソフト「Visual Studio Code」を使っています)。
  7. 管理画面メニューの「サーバーの管理・設定」→「データベース」の各項目に記載されている情報をwp-config.phpの該当欄に入力し、保存する。間違えて「’」を消すとエラーになるので注意する。 // ** MySQL 設定 – この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
    /** WordPress のためのデータベース名 */
    define(‘DB_NAME’, ‘●●●’);/** MySQL データベースのユーザー名 */
    define(‘DB_USER’, ‘●●●’);/** MySQL データベースのパスワード */
    define(‘DB_PASSWORD’, ‘●●●’); /** MySQL のホスト名 */
    define(‘DB_HOST’, ‘●●●’);
  8. 「wp-config.phpを編集中」画面で、現在の属性を「600」に変更する。画面下へスクロールして、「保存する」ボタンをクリックする。
    現在の属性を「600」に変更する
  9. メニューの「アップロード」をクリックする。
  10. 「上書きする」を選択し、「ファイルを選択する」ボタンをクリックして、先ほど編集したwp-config.phpを選択、「アップロードする」ボタンをクリックする。
  11. アップロードが完了したらwp-config.phpをクリックし、現在の属性を「400」に変更する。画面下へスクロールして、「保存する」ボタンをクリックする。
  12. サイトにアクセスして、正常に表示されているか確認する。

サイトが正常に表示されるまでは緊張の連続でした。無事に終わってよかった!

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